*ExclusiveQuote(reblog&temp専用)*

ゴーストライターの仕事の進め方を簡単に紹介しよう。まず、出版社の編集者から私のもとにこういった連絡が入る。通常、メールが多い。
「○○社の社長を著者にして、○○というテーマの本を今年の夏に出すことになりました。つきましては、口述をお願いできないものでしょうか?」
この“口述”という言葉が、曲者なのである。常識的には「著者」(企業の経営者、芸能人、タレント、政治家、コンサルタント、医師、研究者など)がライターや編集者の取材に応じる形で答えていく。大体、1回の取材が通常2時間。それを5回ほどに分けて行うので、計10時間ほどの取材だ。それらを録音し、1つの話になるように構成し、1冊の本に仕上げていく。その期間は、早くて2カ月。長いときは半年を超えることもある。
この一連の作業を口述と言うのだが、実はこの言葉についても三者の間でコンセンサスはほとんどない。三者とは著者、編集者、ライターを指す。ゴーストライターの定義がないのだから当然なのかもしれない。
だから、著者が本の構成案(1章から最終章までを通常、ライターが考え、書く)にそって話すのだが、その流れはAからBに行くかと思いきや、なぜかDに飛び、そのままFに流れてしまうこともある。つまり、BもCもEもない。そのままでは1つのストーリーにならないので、文章にはできない。そこでライターがBもCもEについて聞き返す。
ところが著者の大多数は自分で本を書いたことがないので、どう答えていいのか分からないのだ。頭の中に文章の仕上がりのイメージがないから、また脈絡がない話になっていく。特にベンチャーや中小企業の経営者に、こうした傾向が目立つ。こういう著者は「忙しくて時間がない。だから、(自分の話が)飛んでしまう」と話す。しかし、それは嘘ではないだろうか。素直に「本の作りが分からないから、どう話していいのかも分からない」と答えるべきだろう。

約9割のビジネス書は、ゴーストライターが書いている(Business Media 誠) - Yahoo!ニュース
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